シャムキャッツは首都圏を中心に活動する4人組のロックバンドです。今年6月にはNANOMUGENFESへの出演も果たし、今や各方面から注目を集める日本のインディーシーンを代表するバンドとなりました。
はっぴいえんどやサニーデイサービスといった美しい日本語ロックの系譜をしっかりと受け継ぎながら、どこか気怠く漂うようなグルーヴ、随所に光る独特の言語感覚など、他に類を見ない個性を獲得している稀有なバンドです。
メンバーの藤村頼正(Dr)とは元々大学の同級で、10代の頃から親交があります。大学に入学したばかりで右も左も分からなかった私にとって彼は音楽的に通じ合える数少ない仲間であり、一緒にバンドを組んでいた時期もありました。ある日大学の寮内で、当時まだ本格的に活動を始める前であったシャムキャッツのデモ音源を聴かせてもらい、雷鳴に撃たれたような衝撃が走ったのを覚えています。それはぼんやりとした退屈な日常の中で確かに感じる事の出来た「ロック」の感触でした。
ロックと言う言葉は今では本来の輝きを失い、非常に曖昧なものとなってしまいましたが、彼らは胸が高鳴るようなじりじりした衝動を鳴らすことのできる本物のロックバンドです。
我々Gustave Coquiotとシャムキャッツの音楽は、もしもジャンルというものがあるならば全く異質なものであると言えるでしょう。
しかし表面的には異質でも、根底には非常に似たものが流れていると感じています。衝動、フラストレーション、
今回彼らと共演できることをとても光栄に思っています。
2013年7月19日(金)
" Hey Pricks "
- 『 Gustave Coquiot × シャムキャッツ 』 ( 2マンLive )
at 渋谷O-nest
open 18:30 / start 19:30
Ticket adv 2500 (1drink 別)
■シャムキャッツ
■渋谷O-nest